出産はとても大変だと聞くけれど、パパは残念ながら出産することはできません。正直に言って、パパの想像をはるかに超えます。ここでは、出産前後のママの様子から、どれくらい大変なものなのかを、パパ目線で感じてもらえればと思います。
- 出産時の大変さ
まず、出産時は体力が激しく消耗されます。初産婦の場合、陣痛から出産まで平均で14時間ほどかかります。陣痛時はママは定期的な痛みに襲われるため、ゆっくり休むことはできません。出産が近づくにつれ、陣痛は増し間隔も短くなり、痛みに耐えるため体力・精神力を消耗していきます。そして出産時は、赤ちゃんと共に大量の血液が放出され貧血状態になります。curlyママは出産時フラフラになり、トイレに行くのも一苦労だったようです。
次 - 出産後の大変さ
ここまで聞いていても壮絶に感じると思いますが、「ママの大変さ」はこれからが本番です。その満身創痍の身体で、未知の生物を育てていかなければならないからです。(出産した瞬間から子育てがスタートします。)一番の課題は授乳です。ママも子供も、授乳を人生で初めてやるわけですから、当然最初はうまくいきません。最初は乳首から直接飲めないので、スプーンに移してあげたり工夫が必要です。1回の授乳で1時間以上かかることもあります。しかも新生児期間は3時間おきに授乳が必要です。新生児の胃袋は小さく未発達であるため、3時間分のエネルギーしか貯めておけないからです。
また授乳以外にも、ママは助産師さんから育児指導を受けます。おむつの替え方、抱っこの仕方、おくるみの巻き方、お風呂の入れ方等。慣れないことを次から次へと覚えていかなければならないのです。 - 退院後の大変さ
出産後1週間すると、帰宅することができます。ここでママは、助産師さんから教えてもらった育児を、自宅で再現する必要があります。当然、産院ほど道具が揃っていないので、最初は教えてもらったほどうまくはできません。しかも、入院中はほとんど眠ることができないので、ママの体力は限界に近いでしょう。正直、家事をやる余力は残っていないでしょう。 - 退院後にパパが心得ておくべきこと
1週間入院中していたママは、ほぼ睡眠を取れていません。しかも退院後にいかに子供を育てるかに頭を悩ませています。また出産後は、ママのホルモンバランスが大きく乱れます。自分の身体から人間が出てきたことの驚き、無事に出産を終えたことへの安堵、これから育児をしていくことの不安など、色々な感情が渦巻きます。そんな時に、パパがいつも通りの振る舞いをしていたら、どうなるでしょうか?ママがご飯を作ってくれるのを待っている、脱いだ服はその辺にほったらかし、仕事で帰りが遅い等。考えただけでも冷や汗が出ますね汗。
退院後にパパが心得ておくべきは、「ママが休める環境を作ってあげること」です。授乳はママしかできないですから、それ以外はパパがやるくらいの意気込みが必要です。ただでさえママは3時間に1回は授乳のために起きなければいけないので、3時間以上連続で睡眠はできないのです。そのことを頭に入れていれば、自ずとやるべきことは見えてくるのではないでしょうか。
【まとめ】
ママの出産は、パパの想像をはるかに超えて大変です。入院中はママはほとんど睡眠を取ることができませんから、退院後はいかにママの睡眠時間を確保するかが重要です。ママの時間を確保するためにできることは、たくさんあるはずですので、事前に何ができるかを考えておくのが良いですね。